彼女とのデート中、ゴリッゴリのヤンキーに絡まれたせいでフラれた話

どうも、ナッツ太郎(@nuts_blog)と申します。

僕には高校3年生の時、付き合っていた彼女がいました。

これからする話は、そんな彼女との間に起きた悲劇のノンフィクション物語です。

彼女との楽しいデート

彼女と付き合って4ヶ月の春

僕「よっしゃー!プリクラでも撮りいこうぜ!」

彼女「いいね!行こ行こ!」

意気揚々と彼女と仲よく街を歩く。僕が夕方までバイトしていたせいで、辺りはすっかり真っ暗だ。

昼はポカポカだが夜になるとちょっぴり肌寒い。彼女と寒いねーなんて笑いながら歩いていると、誰かに横から話し掛けられた。

???「〇〇さん知らねぇ?」

いきなりなんだと思いつつ振り向くと、そこには一人の男が立っていた。

突如現れたゴリッゴリのヤンキー

180以上はあろうかという身長と、ゴツゴツしい筋肉。

金髪のソフトモヒカンで細い目をしており、何より眉毛がとんでもなく薄い。イカツイ風貌をしているが、おそらく僕と同い年くらいだろう。

僕は察した、コイツはヤンキーだと。しかもただイキってるだけじゃなくて、かなり武闘派タイプの。

めちゃくちゃ薄い眉毛が本物のヤンキーだということを証明していた。

見た目はマンガ”斉木楠雄のψ難”に出てくる不良少年”燃堂力(ねんどうりき)”を想像してほしい。

正直かなりビビった。

僕はこれまでヤンキーとは無縁の生活を送ってきたため、ヤンキーの扱い方がさっぱり分からない。

ヤンキー 怒らせない 方法」でググりたいところだが、あいにくそんな余裕もなさそうだ。

完全に終わったと思った。

しかし、僕の隣にいる彼女が怖がっている。おびえた目をしている。

彼女を守れるのは僕しかいないじゃないか。ここでキョドって下手に出る訳にはいかない。

声が震えないことを祈りつつ、ヤンキーのうっすい眉毛を見ながらこう答えた。

僕「し、知らねぇなぁ!」

イキった。なんとか声は震えていなかったが、思わずイキってタメ口で答えてしまった。

やばい、怒らせてしまったか・・?

頼む、怒らないでくれ!うす眉ヤンキー!!頼むーーー!!!!

ヤンキー「あっそうか。」

・・・お?どした?

もしかして、お前、良い奴?

「あっ」とか言っちゃう純情な良い奴?

人は見かけによらない、なんて言葉があるが、まさしくそのとおりだったようだ。

僕は見た目がヤンキーというだけで、どこか偏見を持ってしまっていたのかもしれない。

悪かったな、ヤンキー、心の中で謝りその場を立ち去ろうとすると。

ヤンキー「たばこ、吸う?」

吸わねーよバカ、こちとら高校生だぞ。見た目でなんとなく分かるだろ。うっすい眉毛しやがって!

ていうかお前も未成年だろ!成人迎えてないのにタバコ吸うなよ、身長伸びなくなるぞ!あ、身長高いから伸びなくてもいいのか。うらやましいな、おい!!

いかんいかん、これ以上変なやつに付き合わされてせっかくのデートが台無しにされる訳にはいかない。

僕「いや、吸わないよ。じゃあ、俺たちはここで。」

ヤンキー「おい、ちょっと待てよ。」

僕&彼女「!?」

ヤンキー「〇〇さんと会えなく暇なんだわ。しばらく一緒にいようぜ。」

なんだよコイツ。つくづく頭おかしいんじゃないか?普通男女がデート中に一緒にいようぜとか言うかよ。しかも初対面なのに。空気読むとか以前の問題だぞ、おい!

ていうかさっきから出てくる〇〇さんってだれなん?

しかし困った、どうやって断ろうか。ヘタに強気で答えて、彼女に乱暴されたりでもしたらたまったもんじゃない。

僕「いや、それはちょっと・・〇〇さんを探したほうがいいんじゃないですか?」

とりあえずやんわりと答える。おもわず敬語で。

ヤンキー「いや、どうせすぐ見つかるっしょ!」

僕「いや、でも・・・」

煮え切らない会話をしている最中、突如彼女が口を開いた。

彼女「わたし、帰る!」

僕&ヤンキー「!?!?!?」

いきなり帰りだす彼女

僕「え、急にどうしたの?」

彼女「むりむり!もう帰るから!じゃあね!」

僕「いやいや、ちょっと待ってよ!帰るって言ってもしばらくバス来ないよ?」

彼女「歩いて帰るからいいよ!」

僕「歩いて家まで帰ったら1時間くらいかかるでしょ・・」

彼女「いいよ別に。じゃ!」

僕もヤンキーも「ぽかーん」である。ヤンキーが怖かったから帰ると言ったのか、それとも僕がはっきりとヤンキーを追い返さなかったことに腹を立てたのか。真相は分からない。

分かることはただ一つ、彼女は僕の言葉に耳を傾けず、早足でずかずかと夜道を歩いていくという事だけだ。

ヤンキー「家まで送ってやらなくていいのかよ。」

おいおい、どの口が言ってるんだ。言われなくても送るわ。だいたいアンタのせいでこうなったんだろう。

僕が彼女の後を追いかけようとするとなぜかヤンキーまでついてくる。

僕「いや、なんでアンタまでついてくるんだよ。ついてくるなや。」

やはりヤンキーは怖かったが今はそれどころじゃないので、薄い眉毛を睨みながら荒々しく伝えた。

ヤンキー「いや、俺も家こっちなんだわ。」

何度もついてくるのを断ろうとしたが、一向に消え去ろうとしない。

このとき僕は思った。

コイツの狙いは僕の彼女ではないか」ということを。少々考えすぎかもしれないが、僕の中の名探偵の血がシグナルを発する。

もしそうだとしたら、このまま彼女を追いかけて合流し、彼女の家をコイツに知られてしまうわけにはいかない。

彼女を家まで送り届けたい気持ちはやまやまだが、最悪のケースを避けるほうを優先した。

彼女に”ヤンキーはなんとかするから無事に家まで帰るように”という旨のメールを送る。

僕たちと彼女との距離は数百メートルほど開いていたが、さらに距離をおくため、時間を稼ぎながらヤンキーと道を歩いた。

しきりに彼女の”通っている高校”、”名前”、”家の住所”等を聞いてきたが、すべてテキトーに答える。やはりコイツの狙いは彼女で間違いないようだ。ふざけやがって。

わけのわからないヤンキーと過ごす時間はまるで地獄そのものだったが、なんとかやり過ごすうちに彼女から”無事家についた”というメールが届いた。

そのため、僕もなんとかヤンキーに別れを告げ、そそくさと家路についた。

ふう、なんとか一件落着。その日、僕は”身を挺して彼女を守った”という今までに味わったことのない高揚感を感じながら眠りについた。

しかし、次の日学校で彼女に会うと、なんだか様子が変だった。

突如告げられた”別れ”

僕「おはよう。昨日は大丈夫だった?」

彼女「おはよ・・うん。」(ササッ)

むむ?あきらかに避けられている。なぜだ。理由がさっぱり分からないぞ。

  • 昨日いきなり帰ってしまったことに後ろめたさを感じているから?
  • ヤンキーにはっきりモノを言わなかったから?
  • 家まで一緒に帰ってあげられなかったから?

自分なりに考えてみたけれど、どれも決定的ではなくモヤモヤした気持ちだけが残った。

そんな関係が続いた三日後、友達を通して別れを告げられた。理由は”女々しかった”からだそうだ。

たしかに僕は女々しかったかもしれない。ヤンキーに対して強くモノを言えず、決して男らしい態度をとることができなかった。

しかし、それは彼女のためを想っていた部分が大きかったからだ。

あの場に僕一人だけだったなら強気の態度をとることもできたかもしれない。しかし、隣には彼女がいた。

こちらの対応によっては彼女に危害が及ぶ可能性もあっただろう。その危険性も考えての言動だったのだ。

しかしそれがまったく伝わっておらず、単に女々しいという言葉で片づけられたのが悔しかった。情けなかった。

おまけに友達を通して別れを告げられる始末。

その後もう一度話し合いたいというこちらの要望を聞き入れてもらえることはなく、僕の淡い青春は幕を閉じたのだった。

エピローグ

今ではすっかり笑い話にできていますが、当時は本当につらかったです。

人と付き合うのって難しいな、と若者ながらに考えさせられた出来事でした。

結局、ヤンキーに絡まれたときになぜ彼女が突然帰ると言い出したのかは今でも分かりません。また機会があったら本人に聞いてみようと思います。

これを読んでいる男性の方、デート中にヤンキーに絡まれた場合の対処法はくれぐれも間違えないようにしてください。

では、この辺で。

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